スタッフブログ

2025.09.01

防災の日

本日9月1日は『防災の日』です。

障害当事者には避難する事も避難所についてもまだまだたくさんの課題が残っております。

そんな状況ではございますが何も進展していない訳ではなく、避難グッズや防災用品は進化してます。

『がんばらない通信』でも記事にさせてもらいましたが、スペースの問題で書ききれなかった事をこのblogで書かせてもらいます。

『iZATo』についてですがほんとによくできた商品でした。

能登半島地震の時は避難所のトイレが断水でまともに使えない為、段ボールトイレ等の携帯トイレを使ったり皆さんが想像してるより衛生状況や臭いの問題は悲惨な状況だったそうです。避難生活で免疫力が落ちている所に衛生問題での感染症になってしまう人も多いそうです。

このトイレでは流す時に細かく粉砕して流すので臭いも軽減されるし圧送する方式で流すので下水のマンホールや最悪は川や離れた場所に処理用の穴を掘るなどして処理できるので衛生面や臭いの面で嫌な思いが軽減されます。また、排水ホースが障害物で上下しても流せるの事で設置場所の自由度が高いです。

ちなみにバナナやまとまった紙、トイレットペーパーの芯など流しても詰まることなく流れていきました。

こういう防災時のグッズや設備が整っていくと我々当事者の避難のハードルも下がって安心感につながりますね。

可愛らしい女の子2人、福井伝統工芸アイドル『さくらいと』の陽向芽衣さん(左)と神楽ひよりさん(右)の間にあるのがiZAToです。この写真の意味するところは実はこのトイレ軽量強靭なFRPという素材でできているので収納ケースに一式入った状態でも女の子2人で鼻歌混じりに運べる軽さです。

蓋を開けた状態の写真です。

黒いケースに入ってますがこのケースに雨水でも川の水でもためておく事で水源として使えます。また、ケースを使わなくでも給水ホースを水源のある貯水池や川にアクセスさせる事もできます。

電源はポータブル電源を使用できるのでコンセントから離れた場所や災害初期の停電時でも使用することができます。

余談ですが、スマホや電動車いすの充電、呼吸器などの生命維持装置の非常用電源、ラジオなどから災害情報を得たりするための電源として使えるのでポータブル電源を防災グッズとして加えておくことをお勧めします。

実際に設置するとこんな感じです。

簡易テントで個室にできるので車いすから移乗してからスポッと被せてもらえばいいので移乗や介助のスペースも問題ありません。

こちらはiZAToのチラシです。

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